【細胞生物学:組織構成・細胞研究法】

組織構成

細胞研究法

 

組織構成 celltissueorganorgan system―個体

tissue 同じような機能を持つ細胞の集団

     神経組織

     筋組織 :骨格筋、心筋、平滑筋

     上皮組織:腺も上皮

     結合組織

organ 複数のtissueが集まってまとまった働きを持ったものex)腎臓

organ system 同じような働きを持ったorgansystem ex)消化器系

 

 

細胞研究法(実験法)

1)光学顕微鏡

 *分解能(解像力) 約0.2μm=200nm

  厚さ 3μm

 ・染色 *ヘマトキシン・エオジン染色――・核:青byヘマトキシン

・細胞質:赤byエオジン      

     *マッソン・トリクローム染色――・結合組織:青

                      ex)膠原線維

2)TEM(transmission electron microscope)

透過型―内部構造

 *分解能 約0.5nm

   ・超薄切片法(厚 0.050.1μm):微細構造

  ・フリーズフラクチャー法:生体膜構造

  (凍結割断法)

   ・フリーズエッチング法:細胞骨格

  (凍結エッチング法)

3)SEM(scanning electron microscope)

走査型―表面構造

4)遠心分画法

 *organelle分画:無細胞系における機能、化学組成、酵素について調べるため

5)オートラジオグラフィー法(ARG法)

 *RI(放射性同位元素)で細胞内分子移動追跡 ex)代謝経路

 30P3H14C35S131I

6)酵素組織細胞化学

 *酵素活性の局在性を知るための可視化

 ex)Phosphatase脱リン酸酵素のアルカリ性条件下での小腸上皮細胞活性

7)免疫組織細胞化学

 *目的物質の局在性を知るための可視化

・間接蛍光抗体法(in vivo 生体内で)

 *細胞→ 一時抗体→ 二次抗体= 抗原抗体反応

  抗原   可視化できない 蛍光標識   局在性わかる 

 *RIA(ラジオイムノアッセイ法)
二次抗体をRIで標識

ELSA法(エライザ法):二次抗体を発色標識

 *EIAengyme immuno assay法)

  二次抗体と酵素とが反応して発色し標識となる

8)組織培養法

 *organ,tissue,cell―分離(生体外:hormone,神経系の支配外、均一細胞集団)で

  ・細胞相互作用

  ・sygnalへの応答

  を調べやすい

  培地:牛の胎児の血清、アミノ酸、グルコース、ビタミン

9)遺伝子工学

 *組み換えDNA技術

  遺伝子DNA―――→ DNA fragment――――→キメラDNA―――→クローニング

           制限酵素     断片    ligase(のり)      宿主細胞へ ex)インスリン量産
vector
(運び屋)に組み込む

                          ex) plasmid (bacteriaにある自己複製能力を持つ環状DNA)

 ・PCR法(polymerase chain reaction

特定のDNA配列→大量に増幅:バクテリアを必要としない

  *病原菌の特定

  *科学捜査

  *親子関係

 

☆遺伝子診断:病気前に治病

 ex)テーラーメイド医療

 ゲノム:30億の塩基対

     99%共通

     0.1%3万〜4万遺伝子=個人差→体質の差

 SNPs(単一塩基多型):0.1%の一塩基だけ違う

  Single nucleotide polymorphism 

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