【機能形態学/シナプスの可たい性/血液型/筋ポンプ/血液脳関門BBB/表面活性物質】

1)シナプスの可たい性

シナプスの伝達効率が刺激で変化することがあり、学習や記憶の基礎過程と考えられる。

     反復刺激増強;反復同刺激で、EPSPが増大、伝達効率がUP!

     反復刺激後増強;先行刺激(反復刺激)にり、シナプス末端にCaが蓄積され、シナプ

          スの伝達効率UP!              

     長期増強;反復刺激後増強が、数時間・数日続くとき長期増強という。海馬にみられる。

      これに対して、長期抑制では、刺激後に長期間シナプス伝達が減少する。小脳に見られる(∵無駄な回路を切るため!?)

2)血液型

ABO式、Rh式の血液型があり、輸血では両方が合致する必要がある。

ABO式には、A抗原とB抗原があり、両方を持つのがAB型(凝集素なし)、A抗原もつものはA型(抗B凝集素持つ)、B抗原もつものはB型(抗A凝集素持つ)、両方持たないのがO型(抗A、抗B凝集素持つ)

Rh式には、D抗原があり持っていればRh(+)、持っていなければRh(−)。

      Rh(+);我々モンゴリアンの99%、白人で85%

(A型の血清と反応しないときA型。B型の血清と反応しないときB型。

AB型の血清と反応しないときAB型。O型の血清と反応しないときO型。)

3)筋ポンプ

静脈周辺の骨格筋が収縮すると静脈は圧排され、静脈弁が逆流を阻止するので血液は心臓の方

へ流れる。すなわち筋肉が筋ポンプとして働き、正常の血流維持を助ける。筋ポンプはリンパ

管内の流れも促進する。

4)血液脳関門BBB

血管内皮細胞が有窓ではなくタイト結合で密着しているため、水やCO2,O2など脂溶性の

物は通過するものの、水溶性物質の通過がかなり阻害される。さらに毛細血管をグリア細胞が

覆い物質の出入りを妨げている!

5)表面活性物質

肺胞上皮細胞には、ガス交換に関与するT型細胞と表面活性化物質を産生するU型細胞がある。

表面活性物質は、肺胞表面の表面張力を減少させ肺胞膨張のためのエネルギー消費を少なくす

る効果がある。

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