【微生物:作用機序,protein合成阻害,核酸の合成阻害:ヌクレオチド構造類似体、ピリミジンの生合成阻害、NA複製阻害、DNAトポイソメラーゼ阻害、RNA合成阻害,細胞膜の機能障害,補酵素代謝系の阻害】

作用機序
protein合成阻害
核酸の合成阻害:ヌクレオチド構造類似体、ピリミジンの生合成阻害、NA複製阻害、DNAトポイソメラーゼ阻害、RNA合成阻害
細胞膜の機能障害
補酵素代謝系の阻害

 

作用機序

 一時作用点 ・細胞壁合成阻害→細胞壁:ペプチドグリカン:原核細胞→選択毒性

       ・protein合成阻害

       ・核酸合成阻害

       ・細胞膜の機能障害

       ・補酵素代謝系の阻害

protein合成阻害

 ・mRNA

 ・tRNA

 ・リボソーム *原核細胞

          70s50sサブユニット+30sサブユニット)

        *真核細胞

          80s60sサブユニット+40sサブユニット)

  ;選択毒性

 ☆アミノグリコシド系(ストレプトマイシン、カナマイシン、ゲンタマイシン、カスガマイシン)

 ☆テトラサイクリン系

 ☆マクロライド系

 ☆リンコマイシン系

核酸の合成阻害―――――選択毒性低い(∵細胞による差があまりない)→副作用

 抗腫瘍剤

 抗ウイルス剤

 抗細菌剤

1)ヌクレオチド構造類似体

@6−メルカプトプリン(抗腫瘍剤)

        ――ヌクレオチド化――→チオイノシン酸≒IMP 5’-イノシン酸

   1)プリンの整合性阻害

   PRPP――――×――――→5-phospho ribosyl amine

   2)de novo合成の阻害

   IMP――→アデニロコハク酸―――×――→AMP

     ――×―→XMP――→GMP

   3)6−チオイノシン酸

         ↓

     6−チオグアニン酸⇒DNAに取り込まれる→異常核酸合成

   4)サルベージ経路(プリンの再利用)を阻害

2)ピリミジンの生合成阻害

5−フロロウラシル(5−Fu 抗腫瘍剤

   dUMPdTMPへのメチル化を阻害

5−フルオロシトシン 抗真菌剤

イドクスウリジン 抗ヘルペスウイルス剤

シタラビン 抗腫瘍剤

 デオキシシチジル酸の構造類似体――→dCTPの取り込み抑制、逆転写の阻害

アシクロビル 抗ヘルペスウイルス剤

 ;選択毒性→副作用少ない=使いやすい!

 @アシクロビル―――ウイルス由来チミンキナーゼでリン酸化――→mono phosphate――宿主のCMPキナーゼ――→tri phosphate

 Aチェーンターミネーション

 ウイルスDNAポリメラーゼに親和性大

 ;DNAポリメラーゼの働きでDNA鎖につけられたら最後、これ以上合成が進まなくなる!

アジドチミジン(AZT) 抗HIV

 ;チェーンターミネーションする

 ;逆転写酵素阻害

3)DNA複製阻害

マイトマイシン

   1)活性酸素

      セミキノンラジカルDNAの一本鎖切断

   2)Cross-link

      二本鎖DNAの開裂阻害――→複製阻害

cf)ブレオマイシン、ネオカルチノスタチン、ナイトロジェンマスタード誘導体、ススプラチン、ホスカルネット

4)DNAトポイソメラーゼ阻害

 T型  DNAを一時的に切断、再結合

      原核、真核 両生物に存在

 U型  二重らせんを切断、再結合

     原核、真核生物で構造が異なる

     ・原核

       *DNAジャイレース

       *トポイソメラーゼW

キノロン剤 

G- DNAジャイレース

―→DNA切断結合するAサブユニットに、キノロンポケットが存在⇒キノロンが作用する

 G+ DNAジャイレース

アドリアマイシン

 真核生物、トポイソメラーゼUに結合し阻害する

カンプトテシン・イリノテカン

 T型に作用(→抗腫瘍)

 DNA/トポイソメラーゼTに結合、阻害する

5)RNA合成阻害

リファピシン 抗結核剤 

 RNAポリメラーゼを阻害;選択的毒性

 ;βサブユニットに結合

 ;低濃度のとき逆転写酵素阻害

        cfその他の逆転写阻害剤

         @リファンピシン(抗HIV

         Aアジドチミジン ;デオキシチイジル酸の構造類似体

         Bアクチノマイシン、ダウノマイシン(抗ガン)

ダウノマイシン、アドリアマイシン、アクラシノマイシン  抗腫瘍

 インターカレーション

 ;もってる芳香環がDNAの二本鎖と結合し、DNA依存性RNAポリメラーゼ阻害

アクチノマイシン

 インターカレーション

 ;フェノキサゾン環―→二本鎖DNAGC対間に結合

細胞膜の機能障害 ;細胞成分のleakage漏出により殺す

1)細菌細胞膜阻害剤

・ポリペプチド系

 *グラミシジンS ;脱共役剤(ATPエネルギー伝達系)

 *ポリミキシンB ;G-の細胞膜リン脂質に結合

 *コリスチン G-の細胞膜リン脂質に結合

・バシトラシン、ペニシリン

・アミノグリコシド系

2)真菌細胞膜の障害剤

 細胞膜――真菌細胞 分化  ステロール含む・動物:コレステロール

                      ・植物:β-シトステロール

                      ・原生動物:テトラヒマステロール

     真菌:エルゴステロール

                          合成系ターゲット

                  →※他の成分は同じ真核細胞で似ているため副作用の可能性があるので危ない

    ――原核細胞 単純

・ポリエン系

 ;最強の抗真菌剤!

 *ナイスタチン、アムホテリシンB、トリコマイシン

  ;エルゴステロールとリン脂質部分で結合―→くぼみ(膜の透過性変化)→漏出

 注意!腎、赤血球:エルゴステロールもつ→副作用として腎障害(老人は腎機能が低下しているので注意)

・アゾール系 

 ;エルゴステロール合成阻害

*イミダゾール系

  ミコナゾール、クロトリマゾール

 *トリアゾール系

  フルコナゾール、イトラコナゾール

・モルホリン環

 *アモロルフィン

・アリルアミン系

 *テルビナフィン

・ヨードアセチレン系

補酵素代謝系の阻害

1)PABA拮抗阻害剤

 スルホンアミド剤、スルホン剤、PAS

2)葉酸の拮抗阻害剤

 メトトレキサート、ピリメタシン・トリメトプリム

3)その他の補酵素の拮抗阻害剤

イソニアジド(INH) 抗結核

 ;NAD+の構造類似体

ピラジナミド

 ;ピリドキサールリン酸の構造類似体

サイクロセリン

 ;ピリドキサールリン酸を補酵素とする反応を阻害

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